2010年 10月 02日
メディアの大罪 |
冤罪を生み続ける特捜部をここまで肥大化させたメディアの責任は大きい。
鈴木宗男の事件も小沢一郎の事件も新聞やテレビは「極悪人だ」という印象を与えるような記事を書き立てた。
だが、メディアが書いた数十件に上る罪はどれ一つ立件されなかった。
鈴木宗男さんも本当なら無罪ではなかったのか。
元厚労省局長の村木さんの判決の3日前に、最高裁は上告を棄却した。何か国家の意思というものを感じたのは私だけではないと思う。
メディアと特捜部は似ている。
自分たちこそ正義だと信じ込んでいる。だから被疑者は極悪だというストーリーを描いてしまう。
都合の良い部分は膨らませ、悪い部分は使わない。そうした性格が似ているので、メディアは検察のリークを喜んで書いてしまう。
メディアの側が特捜部を後押ししてきた結果、そのメディアの報道を世論が後押ししたわけだ。
新聞に代表される、メディアが権力を監視する本来の役割を果たしていれば、一連の検察の暴走は食い止められたかもしれない。
by staka1108
| 2010-10-02 13:56
| 私の主張